子どもと添い寝をしているママパパは、子どもが増える&成長すると、1人あたりの寝るスペースが狭くなりますよね。
そのため、寝るスペースを増やすためにファミリーサイズの布団(以下、ファミリー布団)を導入するか悩む方も多いのではないでしょうか。
我が家の場合…シングルサイズのマットレスを2つ並べ、その上にキングサイズのカバーを被せるという合わせ技でファミリー布団を導入し、快適な睡眠ライフを手に入れました!
・子どもと一緒に寝るための、おすすめのファミリー布団が知りたい
・ファミリー布団の洗濯方法が知りたい
・ファミリー布団のメリットデメリットが知りたい
このような悩みを抱えている人は是非この記事をチェックしてみてくださいね。
実際にファミリー布団を導入した私の体験談をふまえ、これらの疑問にお答えします!
ファミリー布団のサイズ
ファミリー布団のサイズはメーカーにより異なるため、あくまで参考値になりますが、ニッセン公式サイトによると、下記のとおりです。
3人用=縦205cm×横200cm(シングル2枚分)=別名:キングサイズ
4人用=縦205cm×横240cm(セミダブル2枚分)
5人用=縦205cm×横280cm(ダブル2枚分)
我が家の場合、夫は別室で寝ているので、ファミリー布団は私と子ども2人あわせて3人用のサイズになります。
マットレスとカバーのサイズが違う方がよい理由
冒頭でもお伝えしたとおり、我が家ではシングルサイズのマットレスを2つ並べ、その上にキングサイズのカバー(防水シーツと敷きパッド)を被せています。
何故このような構成にしたかというと、理由は3つあります。
・マットレスをコンパクトに折りたたむため
・マットレスを室内干しするため
・マットレス間にできる溝を最小限にするため
それぞれの理由について、もう少し詳しく説明させていただきますね!
マットレスをコンパクトに折りたたむため
キングサイズのマットレスになると折りたためないモノが多いんですよね。
その分、折りたたむ部分の溝が無くて寝心地がいいのは確かです。
ただ、そうなると…
マットレスをさっとコンパクトに畳んで、さっと掃除機をかけたい。
そうなると、マットレスがシングルサイズに分離できて折りたためた方が、絶対コンパクトに収納できます。
ちなみに今回購入したおすすめのマットレスは、ここまでコンパクトに折りたためます!
マットレスを室内干しするため
我が家では衣類や布団類は室内干しオンリーです。
なお、敷き布団は室内干しすら面倒で、布団乾燥機に頼っていました。
しかし、この布団乾燥機…対応している布団サイズがダブルサイズまでなんですよね!
そうなると、どうやってキングサイズの布団を乾燥させればよいのかという問題が発生します…
しかし、シングルサイズ2枚構成なら、布団乾燥機を2度使って2枚とも乾燥させることができます。
マットレス間にできる溝を最小限にするため
シングルサイズのマットレスを並べると、生じてしまう最大のデメリット、それはマットレス間に溝ができてしまうことです。
しかし、カバーがキングサイズなら表面上は溝がなくなりますし、マットレスの溝の深さを減らすことができます。
さらに、カバーの四隅にあるゴムがマットレスを中央に引っ張ってくれるので、マットレスの間が開くのを防いでくれるので、溝自体ができにくくなります。
以上の理由から、我が家ではシングルサイズのマットレスを2つ並べ、その上にキングサイズのカバー(防水シーツと敷きパッド)を被せています。
おすすめのファミリー布団のマットレス
早速ですが、おすすめのファミリー布団はズバリ、アイリスオーヤマのエアリーマットレスです。
このマットレスが子どもと一緒に寝るファミリー布団として、適している理由が3つあります。
・適度な硬さで高反発
・薄い
・通気性がよい
それぞれの理由について、もう少し詳しく説明させていただきますね!
適度な硬さで高反発
まず、エアリーマットレス最大の特徴が、中材(=マットレスの中身)が「エアロキューブ」と呼ばれる化学繊維でできている点です。
エアロキューブは繊維の中が空洞になっており、製品体積の約95%が空気でできています。そのため、空気のように身体を押し返す力が強い(=高反発)です。
下図は、硬すぎる場合と柔らかすぎる場合とエアリーマットレスそれぞれで、どれだけ身体に圧がかかっているかを示したものです。
硬すぎる場合は身体の出っ張った部分、柔らかすぎる場合はお尻全体に負荷がかかっていることが分かります。
しかし、エアリーマットはバランスよく身体に圧力がかかっています。
柔らかいマットレスだと子ども(特に1歳未満の赤ちゃん)の身体が布団に沈みこみ、最悪の場合は窒息になったり、骨の形成に影響を与えたりする恐れがあります。
一方、適度な硬さがあり高反発であるエアリーマットレスなら、子どもでも寝返りしやすく体重移動を促してくれます。
マットレスの高さは5cm~選択可能
「マットレス」と聞くと、厚さ30cmくらいのものを想像していませんか。
しかしエアリーマットレスは少量でも反発力があるため、なんと厚さ5cm~販売されています!
マットレスに厚みがあり、床と布団の高低差が大きいと、誤って布団から子どもが落ちた時にケガをするリスクが高くなります。
しかし、エアリーマットレスの厚みは最大でも12cm。これなら、誤って赤ちゃんがマットレスから落ちてしまったとしても、大ケガすることはなさそうです。
通気性が非常に高い
下図は、それぞれの繊維を通過する空気量を測定した試験(フラジール法)の結果を示しています。
エアリーマットレスの中材であるエアロキューブは、他の繊維に比べて圧倒的に通過する空気量が多いことが分かりますね。
エアロキューブは固綿敷き布団に比べて通気性が37倍も高いそうです。
これだけ通気性が高ければ、布団にカビが生える心配も減りますよね。
というのも、子どもと一緒に寝ると布団が濡れる機会がとにかく多くて湿気がたまりやすいのです。
これだけ頻繁に濡れるとなると、湿気で布団にカビが発生しないか心配になります。
また、マットレスを丸洗いできたり、白以外にベージュや茶色が選べるなど、湿気だけでなく汚れにも強い特徴があります。
おすすめのファミリー布団のカバー
メーカーであるアイリスオーヤマがエアリーマットレス用の敷きパッドを販売していますが、残念ながらダブルサイズまでしかありません。
そのため、3人用以上のファミリー布団の敷きパッドは、アイリスオーヤマとは別メーカーの敷パッドを使用する必要があります。
おすすめの敷きパッド
ただ、表面がサラサラしていて、とても寝心地が良いです!
そして、洗った後に乾くのが早く、我が家では梅雨の間でも6時間あれば乾きます。
色の選択肢も多く、私はアイボリーを使っています。
おすすめの防水シーツ
なので、防水シーツでおねしょなどの汚れをマットレスからシャットアウトすることが大事です。
寝心地がいいパッド付きやら乾燥機対応やら、防水シーツにも色々な種類がありますが、
はっきり言って薄くて丸洗いできて乾きやすいものが一番です。
今回のように敷きパッドを併用する場合、防水シーツに直接肌が触れるわけではないため、寝心地は関係ありません。
また、乾燥機対応であっても、乾燥温度の制限がありますし、何度もかけると劣化が早くなってしまうため、オススメしません。
ちなみに我が家はモカ色を使っています。
遠目から見ると薄い色に見えますが、近くで見ると下の写真のように割と濃い色です。
(おまけ)タオルケット
カバーではありませんが、夏に掛け布団として使っているタオルケットもおまけで紹介しちゃいます!
安定の今治タオル!肌触りが良く、安心の日本製です。
また、糸がボロボロ抜けたりもせず、乾燥機でガンガン乾燥できるので、すぐ糸くずを拾う子どもが一緒にいても安心して使えるタオルケットです。
ファミリー布団の洗濯方法
ファミリー布団の具体的な洗濯方法の説明前に、まずは我が家の洗濯事情をお伝えします。
洗濯の前提条件
ファミリー布団の洗濯頻度
我が家の場合、カバーとマットレスにより洗濯頻度が下記のように異なります。
敷きパッド=「毎週洗うもの」
防水シーツ、マットレス=「ひどく汚れた場合のみ、洗うもの」
カバーの所持枚数
敷きパッドと防水シーツは1日で乾ききらなかった場合等を想定して、予備として2枚ずつ持っています。
洗濯後の乾燥場所
室内オンリーです。
①カバーをはずす
②マットレスを立てかけて乾燥させる
③敷きパッドを洗濯機で洗って干す
④防水シーツを手洗いして干す
⑤マットレスカバーを洗濯機で洗って干す
⑥マットレスの中材を手洗い→そのまま乾燥
それぞれの作業について、これから詳しく説明させていただきますね!
①カバーをはずす
カバーをはずして、どこまで汚れているかをチェックします。
まず、1番上にある敷きパッド…
そして、敷きパッドの下にある防水シーツ…
さらに、防水シーツの下にあるエアリーマットレス…
このように、防水シーツを敷いておけばマットレス自体が汚れることは非常に少ないです。
ただ、今回は防水シーツをつける前にできた汚れがあるため、洗濯します。
ちなみにマットレスのカバーには、側面には3つのファスナーがあり…
ここのファスナーを開けると、中材が取り出せます。
こちらが、取り出した中材。
中材を包んでいる白いカバーも取り外して洗えます。
ただ、以前この白いカバーを取り外したときに、中材のエアリーキューブのカスがポロポロと落ちてきたので、頻繁に洗うのはやめた方がよさそうです。
②マットレスを立てかけて乾燥させる
マットレス自体は非常に軽く、厚みがあるので簡単に自立します。
ちなみに、こちらのエアリーマットレスの口コミサイトの情報によると、
エアリーの布団乾燥機の使用は大丈夫ですが、できれば高温のダニモードは避けたほうが良いです。
そもそもエアリーは、ダニが繁殖しづらい繊維なので、高熱を加える必要はありません。
とのことですので、私は布団乾燥機を使っておりません。
マットレスのカバーを洗うときは、このように壁に立てかけて乾燥させましょう。
③敷きパッドを洗濯して干す
次に、敷きパッドを洗濯機で洗います。通常洗いでOKです。
脱水まで完了して洗濯が終わったら、部屋に干します。
我が家の場合の干し方は…
このように、突っ張り棒を寝室に取りつけており、その上に敷きパッドを干しています。
この干し方のメリットは3つあります。
・突っ張り棒を常設していれば、すぐに干せる
・小さい子どもの手が届かない高さなら、イタズラされにくい
・下に扇風機、上にクーラーの風を当てると、すぐ乾く
ただ、子どもが敷きパッドを勢いよく引っ張った場合、突っ張り棒自体も落ちる可能性があり危険です。
我が家の場合、起床後に敷きパッドを即洗濯→出かける直前に干す→干した後に子どもとおでかけという流れで、敷きパッドを干している間は子どもが敷きパッドを触らないように工夫しています。
④防水シーツを手洗いして干す
私がおすすめしている防水シーツは、ネットに入れれば洗濯機で洗濯も可能です。
ただし…洗濯機で丸洗いすることはオススメしません!
なぜなら、ありえないくらい水を吸い、乾燥させるのにかなり時間がかかるためです。
防水シーツには直接肌に触れるわけではないので、あまり神経質にならず、汚れた部分のみピンポイントで手洗いしましょう。
洗濯洗剤は、ウタマロ石けんがオススメです。
洗った後は、よ~~~く絞って水切りすることを忘れずに。
我が家の場合、敷きパッドの洗濯・乾燥が終わったら、防水シーツも敷きパッドと同じく突っ張り棒で干しています。
⑤マットレスカバーを洗濯機で洗って干す
マットレスカバーもネットに入れれば洗濯機で洗うことが可能です。
洗ったら、このような物干し竿で干せばあっという間に乾きます。
ちなみに、この物干し竿もアイリスオーヤマ。
使わないときはコンパクトに折りたためるので、狭い賃貸物件で室内干しする際に便利です。
我が家の場合、梅雨の時期でも5時間あれば十分乾きました。
⑥マットレスの中材を手洗い→そのまま乾燥
正直言うと、洗わなければならないほどマットレスの中材が汚れることはあまりないのですが、一応洗濯方法を説明しておきます。
まずはお風呂場まで中材を運び、直接シャワーを当てます!
シャワーを当てても水切れがよく、すぐ下へ水が流れていきます。
洗ったら、タオルでしっかり水を拭いて下さい。
これだけでもかなり水がとれます。
そしてそのまま換気扇をつけてお風呂場に置けば乾きます。
マジです。
中材は通気性がよく、高通気ウレタンや固綿に比べても圧倒的に乾燥時間が短いので、お風呂場に置いてるだけでも乾きます。
ただし、換気扇ONでドア全開にして、お風呂自体も通気性をよくして下さいね。
ファミリー布団のデメリット
ここまでは、ファミリー布団の良い部分のみをお伝えしておりましたが、デメリットについても3つお伝えしておきます。
・処分が大変
・感触が人工的
・押したときに音が出る
それぞれのデメリットについて、もう少し詳しく説明しますね。
ファミリー布団が古くなって処分しようとしたとき、粗大ゴミの値段が上がります。
また、他の方に譲ろうとしても、サイズが大きいので持ち運ぶだけで一苦労ですよね。
ただ、おすすめのエアリーマットレスはかなり軽いので(厚さ5cmで約4.5kg)、シングル2枚分でも持ち運びはそれほど苦労しないでしょう。
また、エアリーマットレスは約8万回の圧縮テスト後も硬度保持率が85%もあり、耐久性が高いため、最終的には長く使えて経済的です。
感触が人工的
これは、ファミリー布団というよりエアリーマットの欠点ですが、中材が人工繊維なので、やはり綿などの自然素材の繊維と感触を比べたら、感触がいいとは言いがたいです。
我が家の子どもの場合、布団を変えた当日からすやすや寝ていました。
起きている時に触ったら違和感があるかもしれませんが、寝心地の良さは抜群です。
押したときに音が出る
これもエアリーマットレスの欠点ですが、マットレスの上を歩くとき、「ジャク、ジャク」と鳴ります。
どんな音かをイメージしやすい動画を見つけましたので、是非一度聞いてみてほしいですw
音に敏感な子どもは、この音で起きてしまうかもしれないです。
数ヶ月使い続けたら、ほどんど気にならなくなります。
ファミリー布団に関するまとめ
1日の約1/3は、布団の上で子どもと一緒に過ごすことになると考えれば、ファミリー布団は「子どもの安全最優先」で「洗濯が簡単なもの」がいいですよね。
そのために必要なポイントをまとめると、以下のとおりです。
・シングルサイズのマットレスを2つ並べ、その上にキングサイズのカバー(防水シーツと敷きパッド)を被せる。
・エアリーマットレスを使用する。
・敷きパッドは毎週洗い、防水シーツとマットレスはひどく汚れた場合のみポイント洗いする。
これらのポイントをおさえて、ファミリー布団で子どもと一緒に快適な睡眠ライフを送って下さいね。
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